2017年 空道神山信彦支部長による大会レポート

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日進支部 支部長  神山 信彦

7月16日(日)に開催しました「第三回 豊田大谷高校杯」の結果を報告させて頂きます。

今回で、三回目を迎えました。
中部地区各支部に加えて帯広支部、石巻支部、岸和田支部と参加して頂き、回を重ねる毎に参加支部が増えて来ています。
今回は、本部HPからの出場申込書をダウンロード出来る様にして頂いたことも参加支部が広がったことにつながったと思います。ありがとうございました。

大会内容は、全国大会で入賞している選手の参加で、全国大会レベル選手の技術を体験出来、各選手は全国大会に向けての稽古の取り組み方の方向性がわかったと思います。
良い経験をさせることが出来ました。 全国大会出場選手の参加に改めて感謝する次第です。

豊田大谷高校杯を将来は、空道甲子園の様な大会に結びつけていければと考えます。
その基礎作りとして、一層大会の充実を図っていきます。

2017年6月《埼玉、東京、宮城、茨城、神奈川》ワンマッチ交流戦 大会レポート

2017年6月《埼玉、東京、宮城、茨城、神奈川》ワンマッチ交流戦
大会レポート

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浦和/北本/大宮西支部長
渡邉慎二

6月25日(日)岩槻文化公園 柔道場

6/25(日)、年三回恒例のワンマッチ交流戦が、岩槻文化公園柔道場にて開催されました。
毎年、この時期のワンマッチは参加人数が多いのですが、今年に限っては何故か参加者が少なめで、組合せ作成が難航しました。最終的には「ワンマッチ戦」と言いつつ、多くの選手に2マッチをやってもらう形で、何とかエントリー選手のほぼ全員に試合を組むことができました(それでも1名、諦めてもらう人が出てしまいましたが)。
毎度毎度のことながら、試合前日、場合によっては当日まで(!)組合せに関し、「ああだ、こうだ」と頭を悩ませることになるのはワンマッチならではの苦労で、本当に大変なのですが、大会が終了して皆が嬉しそうな顔をしているのを見ると「やって良かったなぁ」と心底思います。また、これも毎度毎度のことながら、大きな怪我人が出ずに終了したのが、主催者としてはもっとも嬉しいことですね。大会に参加、協力いただいた各道場の皆様、ありがとうございました。
では、以下、目立った試合や、選手、道場などにつきコメントを。

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草加の少年部が元気があって大変に良かったです。八木優菜選手は女の子ならでは身体の柔らかさを活かしたハイキックを武器に、帯上2人を相手に見事に2勝を挙げてベストファイター賞を受賞しました。その弟、亮太選手も体格が上、実績もはるか格上の相手に、ポイントを先行されながらも、最後まで食らいつくファイトを見せました(ベストファイター賞受賞)。
・チーム賞があったなら早稲田準支部が受賞していたことでしょう。参加人数も多かったし、(技術的にはまだまだ拙い部分があっても)皆「気持ち」の出ていた良い試合ぶりを見せてくれました。なかでも主将の呂選手は、ボディから顔面へのパンチの打ち分けに日頃からの工夫と練習とをうかがわせました(ベストファイター賞受賞)。
・女性ファイターの参戦が5名は過去最大。全日本チャンプの大倉選手はもちろん、他4名も「稽古しているなぁ」と思わせる高いレベル、良い内容の試合ばかりでした。特に早稲田から出場した二人の選手=熊谷選手、ターニャ選手はどちらも他流派の黒帯を持っていて、「これから空道に慣れてきたら、更に大きく伸びそうだな」と大いに今後を期待させる闘いぶりでした(二人ともベストファイター賞受賞)。空道が今後WG、オリンピックを目指すなら、女子の盛り上がりも必須です。全国の女子空道家の皆さん、頑張ってください!
・今回はしばらくぶりに、遠く東北本部からの参戦者も来られました。宮城さんは48歳の年齢にもかかわらず2試合を闘い、見事に2勝。またもう1人、篠原さんも絶好調でキレッキレの組手を見せて2勝(内ひとつは一本勝ち)。2人で4勝獲得の大活躍でした。ちなみに篠原さんは、以前、短期出張で大宮西にしばらく出稽古に来ていた方。旧交を温めることができてうれしかったです。

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最後に。
試合をすれば、勝つ選手もいれば負ける選手もいます。勝った選手はおめでとうございます。また次も勝てる様に頑張ってください。負けた選手は残念でした。次こそは勝てるように頑張ってください。勝っても負けても重要なのは「次」です。勝っても負けても「次」を目指す、成長をめざす、そうして歩み続ける。それこそが武「道」です。また皆で頑張りましょう! 押忍!

2017年 空道ジュニア大会 第三回 豊田大谷高校杯

2017年 空道ジュニア大会 第三回 豊田大谷高校杯

平成29年7月16日(日)豊田大谷高校 武道場

大会レポート

【U16女子45㎏未満】

  【1位】 小野寺玲奈 (帯広支部)

【U16女子45㎏~55㎏未満】

  【1位】 中村粋里花 (帯広支部)

【U16男子50㎏未満】

  【優勝】 曽山滉平 (岸和田支部)

  【準優勝】 曽山隆聖 (岸和田支部)

【U16男子50㎏~60㎏未満】

  【1位】 榊原幸之助 (四日市支部)

【U16男子60㎏~70㎏未満 ワンマッチ】

  【勝者】 小野寺稜太 (帯広支部)

【U19女子215未満】

  【1位】 吉田麗央音 (四日市支部)

【U19女子220未満】

  【1位】 木戸茉琳 (豊田大谷高校 空道部)

※クリックすると拡大します。

 

2017.7.25 【大会結果】2017年 空道ジュニア大会 第三回 豊田大谷高校杯

【大会結果】2017年 空道ジュニア大会 第三回 豊田大谷高校杯

7月16日に豊田大谷高校 武道場で行われた、第三回 豊田大谷高校杯の結果と、日進支部 神山信彦支部長によるレポートを公開いたしました。

第三回 豊田大谷高校杯 結果

神山信彦支部長による大会レポート

2017北斗旗全日本空道体力別選手権北海道地区予選 第43回大道塾北海道地区交流試合 レポート

2017北斗旗全日本空道体力別選手権北海道地区予選

第43回大道塾北海道地区交流試合 レポート

 

北海道西支部支部長
菅原 英文

  四月二日(日)東区体育館格技室にて、2017北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第43回大道塾北海道地区交流試合が行われました。 札幌総本部設立22年の節目に相応しい、試合になったと思います。 毎年3月末、4月初旬に札幌で行われる試合、今年度は外遊等に多忙を極める東塾長に代わり、村上師範に足を運んで頂いての開催となりました。

今年は札幌では初の試みとなるジュニア団体戦も行われ、幅広い年齢層の試合を観戦できる機会となりました。 ジュニア最年少の選手は、試合形式ではなく特別ルールで勝敗を決め、グループ全体の二試合と合わせ、計四試合出場。 体力的に厳しく、試合前に泣く場面も見られましたが、いざ試合になると涙は消え、一生懸命取り組む姿が見られました。 その姿に体力以外の精神面が鍛えられていることが伝わり、空道のスピリッツが自然と身に付いている事に、私自身深い喜びを覚えました。

北斗旗、一般交流試合、シニア交流戦は例年と変わらない参加人数でした。 しかしその中でもシニア交流戦(基本の部)、シニア交流戦(空道の部)では欠場選手が出てしまい、試合が出来ず残念に感じております。 残念に感じるのは、試合に出たくとも躊躇う選手も少なからずいるからである。 特にシニアの部に関しては年齢層の幅が広いことも、躊躇いの理由の一つになるだろうと、 観戦している方を見て感じました。 今回の試合は一年前の開催時に比べ、レベルが非常に上がっていると感じました。 この流れで日々鍛錬すれば、おのずと次の大会も楽しみになると思われます。

今大会での一番の見所は、北斗旗の予選であろう。 今回私の道場にいるムエタイ出身の選手との一戦である。 私としては自分の支部にいる選手ついて語る趣味はないが、彼は十三年前スヤンオンイスタジアムの試合を最後に引退している。 しかし空道歴三ヵ月、その期間でルールを完全に把握していないにも関わらず、三戦中二勝したのは大きいと思う。 今彼は来年の体力別選手権に照準を合わせている。その時に今より成長している事を望む。 以前帯広の大会で、他のムエタイ出身の選手と戦った選手は、プロテクターの装着を希望した。怪我等のリスクを考えれば妥当の防御策であり、ムエタイの蹴りは対戦相手にそう思わせるだけある。 が、安富選手は違った。その精神だけでも称賛に値すると思われます。

最後になりましたが、選手をはじめ関係者の皆様、裏方として動いて下さった皆様、ご協力ありがとうございました。特に最後の二試合の主審を務めた、小松支部長に深く御礼を申し上げます。 今後一層空道発展の為、精進致しますので、宜しくお願い致します。 押忍!

更新日 2017.04.12

東日本大震災に想う

敢えて言う、これは“戦争”である

(書き始めが3月16日で今日が3月24日の為、文章と日時に多少のタイムラグがあります)

NPO国際空道連盟・(社)全日本空道連盟 理事長
総合徒手武道 大道塾 代表師範・塾長   東 孝

この度の東日本大震災はマグチュード9、最大震度7という世界的にも歴史的にもあまり記録にない、未曽有の出来事でした。塾生の中には津波で家を失った人や、身内が行方不明になった人、危機一髪で助かった人、まだ安否が確認されていない人、等々が何人もいます。

一人でも多くの方々が救われることを心からお祈りするとともに、不幸にも今回の震災で被害を受けられた方々に対し、心よりのお見舞いならびに哀悼の意を表させて頂きたいと思います。

私は地震と津波の多い三陸海岸の宮城県気仙沼市に生まれたので、1960年の「チリ地震津波」※1を経験しており、小学5年生だった私は、1953年に合併して気仙沼市となった、私たちの鹿折(ししおり)地区が、死者こそいなかったものの、モロに津波を被って大きな損害を被ったその怖さを、幼心に焼き付けており、規模としてはもっと大きな震災(阪神淡路、新潟中越など)があっても、何か「大震災を経験している」という思い込みがありました。

※1  1960年チリ地震 – Wikipedia

所が今回の震災はその数十(百?)倍もの大きさで三陸沿岸を襲い、そんな経験など吹き飛ばしてしました。我が鹿折地区も津波と火事で大半が壊滅しました。火事に遭ったり浸水被害を受けた姉などもいましたが、実家は鹿折川の中流にあり無事で、怪我や行方不明者はいませんでした。今は小学・中学時代の仲間や、高校時代の同級生、柔道部の先輩後輩の安否が気遣われます。

直ぐにでも駆けつけて何でもできる事をしたいと気が逸っても、まず鉄道や道路が遮断されているし、ガソリンの給油が制限されているので、何とか被災地に入ったとしても、逆にガソリンや食料の問題などがすぐに出てきて、経験のある人以外は、組織立って救援活動をしている人達の足手まといになる可能性の方が大きいでしょう。今はただ、一人でも多くの人達の生存が確認される事を祈るしかありません。

更には被災していない地区の予選大会も近づいています。「こういう時期だから延期や中止を」という声もありますが、離れていて直接支援に行けない人達が、みんなで頭を下げて下を向いていたり、暗い顔を見つめ合っても何も生まれません。被災していない者達で、震災後への対応を計画し行動するしかないのです。(列島全体が震源に上に乗っているような日本では、「今回は難を逃れた」だけかもしれませんが・・・・。)

例えがどうか、賛否があるところだと思いますが、私は今回の震災はいわば“戦争”だと思っています(※2)。戦争を経験してないものが軽々に使う言葉でない事は十分に知っている積りですが、これだけの惨状は、“戦争” ではないでしょうか?日本という国がどこかからの攻撃、空襲を受け東北地方が甚大な被害を受けてしまったと同じ状況です。そう考えたなら、一部隊や地域がやられたからと言って日本全体が意気消沈したのでは、戦いは負けです。やられていない、まだ傷を負ってない部隊や地方が反転攻勢をしなければ日本は本当に負けてしまいます。今こそ日本人が一致団結して闘う時です。そして日本はギリギリまで押し込まれたり、果てはやられてしまってから本気になる民族です(※3)。前者が明治維新であり、後者が太平洋戦争の敗戦後ではないでしょうか?

※2 よく「30年以内に来る」と言われて、既に10年以上が経った「第二の関東大地震 (大震災)」も、今回の「東日本大地震」で、地震エネルギーがかなり発散されたのかなー?とネットを覗けば、とんでもない。「今回の地震とそれは全く関係ない」とのこと。もしこの状態に重ねて今回以上の地震が来ると考えたなら・・・・。我々は正に、今後何十年に亘るかもしれない「対震(災)戦争」の中に生きているのであり、この表現は決して大袈裟ではないはずです。今までの平和で穏やかな時代とは違う、平和を希求しながらも、それを守るために「緊張感のある日常」を要求される時代が始まるのかもしれません。

プレートテクトニクス – Wikipedia

日本の地震(内閣府防災情報のページ)

※3 理由を私なりに考えれば、まさに「和を持って貴しとなす」精神が、強く意識はしないにしろ、脈々と根付いているからでしょう。それまでの慣習なり慣行を全面的に否定する“抜本的な改革”は、平時では中々出来ず、小手先の改革で済ませるしかないからです。しかし、ギリギリ状況が差し迫って非常時となって「これなら人の顔を立てている時ではない。これをしなければ国が滅びる」として初めて大半の人間のコンセンサスが一致した所で始まるのです。だから、対応策は予め分かっているので、世界が「いつもは何にも変化、対応しないのに」と驚くほどに、対応も素早いのです。

更に言えば「世界で最も成功した社会主義国(※)」と言われるほどに平等意識が強い国民性から「突出した人間や行動を嫌う」という傾向もそれに拍車を掛け、敢えてそれをする(できる)者への“妬み”や“足の引っ張り合い”という陰湿な言動も、日本では特に顕著に出易いのでしょう。

但しこの感情も悪い結果だけを生み出している訳ではないので、「社会の安定性を保つ」という言う意味や、「人間は幸せになる為に生まれて来たのだ」と考えるならば、十二分なプラス面があります。それはショッチュウ革命だ政変だと騒然として、かといってそれが落ち着いたからと言ってすぐにまた新しい騒動が起きる国々に比べれば、どれだけ安定した社会を存続させているかを思った時、決して否定されるものではないでしょう。

だから人の世の物事は一面からだけ見て事足れるほどに単純ではなく、勢い複雑になるのですが・・・。正に「大道無門(人世万事が修行の糧である)」の世界です。と言うと今度は「我田引水だ」との反論が出てくるのが日本・・・ですか。

※ 世界で最も成功した社会主義国(日本型社会主義 – Wikipedia

それは、固定も携帯も通じない電話やメールを捨て「情報を!」と思いインターネットにすがっていると、世界各国からこの大震災を被った日本への励ましや同情等の言葉でも分かります。「日本頑張れ」、「日本は強いから必ず立ち直る」、「あんな大地震なのにビルの倒壊が殆どないなんて、いかに建築基準法が守られているかだ(※4)、翻って我が国は…」、「しかも、あんな大惨事なのに日本人は暴動、略奪も起こさない(※5)。なんて忍耐力、自制心の強い民族なんだ」等々、普段は関係がギクシャクしている国からも次々と様々な賛辞が寄せられています。この何十年「これからの日本はどうなって行くんだろう」と言う云い様のない不安、悲観を常に感じているこの頃では、久しぶりに体の中から「そうだ、日本人は凄いだろう!!こんなことで凹むような民族じゃあないんだ!」と大きな声で叫びたくなるような、“高揚”を感じたのは、私だけではないのではないでしょうか。

※4 日本でも「構造計算書偽造問題 – Wikipedia」(通称「姉歯問題」)があったのは記憶に新しい。

※5 上記同様、勿論全くないというわけではなく、昔から“火事場泥棒”という日本語があるように、どこで もいつの時代も、人の弱みに付け込んで窃盗したり強盗したり、果ては暴行したりしたりというような、人格下劣な、鬼畜のごとき最低な人間はいます。しかしその割合が他国と比べた時、無いにも等しいくらいに日本では少ないということです。

ここから例によって、はみ出し。

もっともこんな万人が心を痛めている時に悪口雑言を吐いたり、悪態をつく人間がいたなら、さすがに、人間性を疑われるでしょう。国内をまとめる手段として反日政策を採っている国でもそういう人間があったらしいですが、さすがに「国の恥だ」、「止めろ!お前の方が悪者だ!」の大合唱にかき消されたようです。

とは言っても、昨日まであんなに日本を悪しざまに言っていたのに、その論調のあまりの一斉変化は、100人が100人言いたいことを言って、何事もまとまらずに坂道を転がり下る一方の日本と比べると羨ましい位ですが、その時々の政策次第でかなりの方向転換する国ですから、素直に喜べないというか複雑な気持ちになってしまうのも正直な所で、「いつまで続くのかな?」とか、「手放しで喜んでいいのかな?」と落ち着かない気がするのは、私が“ひねくれ者”だからでしょうか?

実際、こんな僻(ひが)み根性が身に着いてしまったのも、このところ日本の将来を考えた時、政治経済スポーツ何一つ良い所がなく、かろうじて学術分野や文化面(※6)での活躍が散見されるだけだからです。しかしこれとて、皮肉な見方をすれば、もともと「学術や文化というものは贅沢の中から生まれる」と言われる位だから、経済的な絢爛はとっくの昔に通り越して、熟爛すら過去のものになり、腐乱(?)になりつつある今、その腐葉土の中から、ようやく新しい芽が2、3本出始めたのだと考えれば、「売り家と唐様で書く三代目(※7)」みたいな、喜ぶべきか悲しむべきか、複雑な気持ちに襲われますが・・。

※6 学術分野でのノーベル賞受賞などの、地味な研究を長年重ねて何十年後かに認められるという、「よーし、俺だって今は苦しいし誰も認めてくれないが、頑張れば必ず報われるのだ!」と、それを見る側も感情移入できるような受賞もありましたが、より多くは、主として天与の感性や才能に基を置く、映画や、漫画、音楽と言った感情、感覚表現の分野が多いのではないでしょうか。

※7 故事ことわざ辞典blog 「売り家と唐様で書く三代目」

ここで、はみ出し終了。

日本全体が草食系化しているからだという見方もあながち否定はできませんが、とは言っても、弱肉強食、常在戦場が常識の、人類も含めた生物世界で、これだけの危機的状況でこれだけ秩序立った行動をとれるという民族はそういないでしょう。これは奇跡にも近い物凄いことです。その中には、普段年長者がいても傍若無人に振舞うのが格好イイと勘違いしているような、一見どうしようもないように見える若者もいたことを考えれば、「まだまだ日本人も見捨てたものじゃないな」、「そうなんだ、連中だって(“海”という天然の要塞に囲まれて築かれた)この日本列島200年の歴史から生まれた平和志向のDNAを持ってるんだ」、「イザ!となったならそのDNAが働き、人を信じ、人と繋がって一致団結出来るんだ」と思えたことは、何か救われたような気がしたものでした。

但し、但し、です( と言うからへそ曲がりとか、素直じゃないといわれるのかもしれませんが 泣)、これはどちらかと言うと外国人同士(海外とか、欧米とか言った方がいいか?)では、あまり評価されない、例えば、「負けっぷりが良い」とか、「潔い」にも繋がる場面での賞賛です。貶(おとし)められるよりは、褒められる方がいいのは当然ですが、いくら褒められても、負けた時とか、不幸不遇な時の言動が褒められるだけでは、いずれその人間は悲しい現実と向き合う日が来るでしょうし、国は滅びます。

どうせ賞賛されるなら「勝って兜の緒を締めよ」じゃないが、「正々堂々と戦って、勝っても傲慢にならならず、謙虚である」とか、「熾烈な競争を乗り越えたのだが、しかも相手への思い遣りも失わない」というように、地平の上で褒められて初めて真に喜べる、受けるべきものではないでしょうか?

「自分の分野(空道)では負け続けている癖に、大層な事を言うな!」と言われる向きもあると思うので、「偶(たま)にでも良いから、勝って」という情けない前提に変えますが(泣)、兎に角、かつての日本がそうであったように、日本は「勝って賞賛される時代」をもう一度取り戻し、この国難をなんとしても乗り越えなくてはならないのです。

大丈夫です、春夏秋冬のある季節から育まれた繊細さや、農耕生活から生まれた温厚さ、集団行動志向に加え、更には大化の改新で定められた「十七条憲法」第1条、「和を以って貴しとなす」(※8)などから生まれた、平和志向は2000年の平和をもたらし、普段は平和、穏便が至高の価値となる、一見弱そうに見える日本人ですが、それだけではなく、「イザ!」となれば、戦国時代から江戸時代を経て醸成された「武士道精神」に基づく「負けじ魂」(負けないために戦う=護身、すなわち、「武道精神」ではないでしょうか)が頭をもたげて、日本の崩壊を踏み止めてくれます。

※8 十七条の憲法(じゅうしちじょうのけんぽう)-現代語訳付き

明治維新後、第二次大戦の敗戦後、と言った国の存続、存亡をかけた国難の時代には、必ずこの精神が蘇って来て、日本はその度に“不死鳥”のように復活したではありませんか。坂を下る一方だった昨今の日本。今こそこの国難ともいえるこの時を逆に利用して、再び「日出(いずる)の国」(聖徳太子※9)にするよう、我々一人ひとりが国難を自覚し、強い意志をもってこの現実に立ち向かい乗り越えましょう。

※9 聖徳太子 – Wikipedia

具体的に各方面、各支部等々で復興募金が始まっていると思います、出来る限りで構いません、是非ともご協力願いたいものと思います。


最後に今回の震災で心に残った言葉。掲示板(2011.7.5閉鎖)にも載っているから読んだ人も多いと思うが・・・・。(赤字注 東)

毎日見ていましたが、メールを打つことにずっと迷いがありました。全ての言葉が安っぽくなりそうで。この国難に対して、己の無力さを痛感しています。被災した方々にどのような言葉を送ったらいいのか、まだ見つかりません。でも、気持ちは同じですから。

みなさまに支えられていること切に感じうれしく思います。支部塾生大半の無事を確認し、残りは引き続き確認中です。無事の確認でき次第ご報告いたします。電気のない5日間、真っ暗闇で空を見上げると満天の星空が広がっていました。下を見ても何もない、上を向いていきましょう。

何事にも終末があり、必ず未来はあります。私達は今できることを考えて、行動に移したいと思います。打ちひしがれている方も多いと思います。しかし、武道を志す仲間達にいまあえて「頑張ろう」とメッセージを送りたいと思います。大道塾の皆さん、被災された皆さん、頑張ってください。

連絡遅くなりました、私の家族と私は無事です。家は津波に流されてしまって奥さんが30分前に避難所に逃げた。私は帰宅途中だったけど途中でいけなくなって車を捨てて次の朝歩いて七ヶ浜に行きました。一生忘れられない。七ヶ浜で3日間避難所にいて、昨日家族を奥さんの実家にやっと連れて行くことができて初めて連絡しました。その後東北本部にいって状態を確認しました。これから色々もっと大変になると思いますが、今こそ皆で力を合わせて団結してやるしかない。頑張るしかない。絶対に負けちゃいけない。皆一緒だ。(※)

※この言葉だけは、名前を挙げて一言付け加えさせて頂きたい。皆さんも知っての通り、東北本部のコノネンコ師範代のメールです。彼は元々はロシアのウラジオストク大学の考古学者夫妻の子供として生まれて、本人も考古学を専攻しましたが、十数年前、私に長々と手紙をくれ「日本の武道、大道塾に憧れているので、是非日本で修業をさせて下さい」とありました。その後、担当の教授から「身元保証人になって頂きたい」と申し入れがありましたが、この仕事をしている縁で多くの外国人と触れ合っているので、即了解ともいかずに逡巡していました。その内にウラジオストックでセミナーがあり、彼に直接会って話しているうちに、「この青年なら身元引受人になっても良いか」と思い承知したものです。その後、彼は現代の下手な日本青年(?)以上に、武道精神で真摯に勉学と空道に精進し、期待に違わず8度の全日本体力別優勝や、遂には無差別をも制覇し、今は東北福祉大学の文化人類学の学究であると同時に、同大学の「国際センター」助教として大学で働いています。

その彼が今回の震災で新築したばかりの家を流されてしまったのは周知の通りですが、何度か彼とメールのやり取りをした中で、上記の事と同時に、こうも言っていました。

「将来は全く見えない。ロシア大使館から3回避難が勧められました。私は(日本が好きだから)断ったが、夜、子どもの寝顔を見るときに正しかったかどうか泣きそうになります。皆の掛け声だけは力になります(原文のまま)」

※この部分は東の希望的注だが、それだけではないにしろ、これまでの経緯から、そう大きく間違ってはいないでしょう。

今の日本は彼(だけではない、多くの“日本に憧れて、もしくは夢を持って来た外国人”)の「“憧れ”や“夢”、“期待”に応える日本」を保っているのだろうか??残念ながら最近の私は度々「昔の日本人はこうじゃなかったんだぞ!」という羽目になっている。我々は彼(しつこいが、彼だけではない“日本に憧れて、もしくは夢を持って来た外国人”)の選択を後悔させないような日本をもう一度立ち上げなくてはならないと、心からそう思わないではいられない。

そういう意味で今回の震災は「雨降って地固まる」と思うには余りに「むご過ぎる災難」だが、逆にここまでやられると「耀ける日本」を取り戻す最後の機会かもしれないとも思う。事実、被災地の方々の中には「大丈夫だ!こんなことで負ける訳には行かないから!!」と言うような“不撓不屈の精神”を感じさせる男の人の力強い声や、「みんなで支えあったるから乗り越えられるんだよー」と、図らずも日本人の原風景を抽出して見せる老婦人など見ると、「みんなで歯を食いしばり、力を合わせて再び頑張りましょう!!」なんて、紋切り型の陳腐な掛け声にしか聞こえない位だ。

2011年(平成23年)3月11日から、日本は何十年掛かるか知れない「対震(災)戦争」に突入し、三度目の大改革、大維新に向けての日々が始まったのです。その“覚悟”と“日常”を持つことだけが、日本の、我々の生き残る道の様な気がします。

文書日付 2011.3.24

2017北斗旗全日本空道体力別選手権関東予選 第63回大道塾関東地区シニア交流試合

大道塾御茶ノ水支部長
朝岡秀樹

 3月5日(日)関東地区予選大会が開催されました。 僭越ながら、大道塾御茶ノ水支部・支部長、朝岡秀樹が、予選及びシニア交流試合全体を通して所感を述べさせて頂きます。

予選-230クラス。前回世界選手権でコリャン・エドガーと熱戦を展開した(本戦でエドガーと谷井に旗2本ずつが上がったが、主審のロシア人がエドガーの勝利を宣告)半年後、大学を卒業、消防隊員となり、訓練で多忙な日々を送ってきた谷井翔太(大道塾横須賀支部)が、次回世界選手権に照準を合わせ、復調の兆しをみせる。54歳にして激しく速いパンチ連打で20歳以上年下の相手を圧倒して決勝に勝ち上がってきた上野正を、持ち前の柔らかい組手で空回りさせ、完勝。この階級、独走状態になりつつある目黒雄太(大道塾長岡支部)にストップをかける存在となるか、期待を感じさせた。

予選-240クラス。25歳の神代雄太(大道塾吉祥寺支部)と、26歳の服部晶洸(大道塾横浜北支部)の決勝は、ジュニア世代から鍛錬を重ねてきて成熟の歳を迎えた者同士の闘いらしく、打撃・投げ・寝技の全局面においてスピードと美しいフォームで満たされた展開となった。これまで、技術の高さを評価されながら、同世代のライバルたちとの直接対決では競り負けてきた神代が、グラウンド状態での下からの打撃でポイントを奪ったことで、遂に優勝。このブレイクスルーを機に、一気に全日本、そして、世界のトップに躍り出るか、楽しみだ。

予選-250クラス。大道塾総本部寮生三羽烏(清水亮汰、岩﨑大河、山崎順也)のうち、実績で後れをとっていた山崎だが、昨年秋の全日本無差別で入賞したのを機に、自信を掴んだようだ。決勝、一昨年全日本優勝、昨年準優勝の加藤智亮(誠真会館東伏見道場)に対し、打撃で渡り合い、組んでは内股で投げ切る。準決勝で加藤に敗れた笹沢一有(大道塾大分支部)も、この日の時点ではスタミナ面で不足の面がみえたが、全日本本戦までには心肺機能向上系のメニューを積み、パフォーマンスをピークにもってくるだろう。

予選―260クラス、予選260+クラス。海外と比べると、やはりエントリー人数が少ない重量級、260+クラスでは、突進ファイトの新人・五十嵐健史(21歳、大道塾高尾支部)と岩﨑大河(19歳)のフレッシュな対決に注目が集まった。幾多のテクニシャンを潰してきた五十嵐の圧力を真っ向から受け止め、岩崎が完勝。

予選女子。ジュニアクラスから昇格した小柳茉生(大道塾新潟支部)が上段の横蹴り、回し蹴りでポイントを重ね、ベテラン勢を撃破。その小柳の間合いを封じ、パンチと下段、組み技で制した東由美子(大道塾総本部)が優勝を決めた。東は、半年前の全日本無差別準優勝時と比べ、バランスを崩さず、中間距離で打ち合いが出来るようになっている。絶対女王となりつつある大谷美結(大道塾札幌西支部)にどこまで肉薄するか?

シニア交流試合。中量級優勝の大坂泰博(大道塾北本支部)の組技、軽重量級優勝の新出勝治(大道塾行徳支部)の打撃の捌きのように、シニアらしい「いぶし銀」の技術がもっとみられるとよいのだが、現状は、試合時間が短いことと、防具で身を守られていることを利用しての、ぶん回し×攻め一辺倒の闘いが大半。今後の高齢化社会において、シニア競技普及の重要性が増すことから考えて、技術寄りの試合展開に導くためのルール改定も必要かと感じた。

更新日 2017.04.04

2017北斗旗全日本空道体力別予選 第43回大道塾九州沖縄地区交流試合 大会レポート

2017北斗旗全日本空道体力別予選 第43回大道塾九州沖縄地区交流試合 大会レポート

中国四国地区 運営委員長
村上智章

  3月19日快晴の日、とびうめアリーナ(太宰府市総合体育館)にて、体力別予選・交流試合が開催された。地区大会でこの会場が使用されるのは初めて。聞けば昨年11月に完成したばかりの新しい施設とのこと、畳もまぶしい武道場での大会開催ということになった。

大会進行は、前半がジュニア中心、後半はジュニア上位の戦いと予選の部・一般の部・シニアの部織り交ぜての戦いが繰り広げられる形。ジュニアの部は56名の選手が参加、近年の北斗旗全日本におけるジュニア出身選手の活躍を考えると、九州地区ジュニアの層の厚さは心強い。学年が上位になるにつれて、打撃から投げへのスムーズな移行といった空道らしい場面も多く見られ、技量の向上がうかがわれる。ジュニアの大会常連選手の顔も多く見受けられ、本大会出場者から全日本にチャレンジする選手が現れるのもそう遠い話ではない。大会入賞者には、まずはジュニア全日本での活躍を期待したい。

交流試合一般格闘ルールの部、優勝者は栗山哲。20代、30代入り乱れての戦いを制しての優勝。栗山の試合記録を見ると、3試合のうち、2戦をそれぞれ右ストレート効果、右ハイキックの効果で勝ち上がり、もう一つの戦いも本戦5-0で危なげなく勝利している。現在7級。今後、北斗旗予選へのチャレンジを期待したいところ。

さて、北斗旗体力別予選。今回は230以下の部と230超の部に分かれて試合が行われた。230以下の部、九州沖縄地区大会常連の田中正明。本大会期するところがあるか安定した戦いぶり。初戦の小野から送り襟締めで一本、2戦目の篠田も寄せ付けず5-0で勝利。順当にいけば田中優勝に思われたが、そこに立ちはだかったのが関西から参戦した小芝裕也。思い切りのいい打撃連打で、対篠田戦右ストレート、ハイキックでそれぞれ効果をとり勝利、対小野戦、左右のフック、膝蹴りでそれぞれ効果、最後はミドルキックで技ありを決めて勝利。小芝、寝技の展開も速い。優勝の行方は小芝-田中の最終戦にもつれ込んだ。今回の田中、安定感のある戦い方、小芝の多彩果敢な攻撃に動じず、本戦は2-1で田中優位、しかし、延長戦になっても小芝の積極的な攻撃は衰えず、田中受けにまわる場面が目立つように。決定的なポイントを奪うことは出来なかったが、終始攻勢に出たことが評価されて、延長戦5-0小芝勝利。230以下の部は小芝選手の優勝となった。

230超の部、その巨体を活かし、若手の中桶からマウントパンチ効果2を奪って勝利した佐藤和浩、古豪藤田斉からもニーオンザベリーでのパンチ効果を奪い、決勝進出。もう一人の決勝進出者巻礼史は、今回熟練の技が光った。対有川戦、ニーオンザベリーでのパンチ効果に加え、ふところにスッと入っての背負いからマウントに移行し、パンチ効果で勝利。続く中桶戦、身長の高い中桶にてこずるかと思われたが、開始早々、背負いからの極め、すぐさま腕ひしぎ一本勝ちと秒単位の勝利。負けた本人もあとで「何をされたかわからなかった。」と述懐するスムーズな展開。

決勝戦佐藤-巻。体力指数差30超の戦い、体力に勝る佐藤優位と思われたが、開始早々パンチで巻が効果をとる。そこからすぐさま背負い投げ、投げからの極め、そして腕ひしぎ一本。よどみない技の連携で一本勝ち。あまりにもスムーズな展開のため、勝敗決定後、審判団でポイントに関して議論があった。というのは、予選の場合、3ポイント先取したものが勝利、そこで試合終了ということになっている。今回の場合、最初のパンチによる効果に加え、続く背負いが「鮮やかな投げ」として効果とカウントされた場合、続く(投げからの)「きめ」で3ポイント、そこで勝敗は決し、試合終了となる(最後の腕ひしぎ一本は不必要だったということに)。投げからの極めへのめまぐるしい展開の中で、背負い投げを審判が「効果」と評価していたのかどうかが議論された。投げから極めの過程で揚げられた旗は、投げの効果を意味するものだったのかということ。審議の結果、背負い投げでの効果は成立していなかったこと(効果の旗はあくまで投げからの極めを指していたということ)が確認され、巻の一本勝ち。勝敗にかかわる話ではないが、試合の公平な評価のためには確認しておかなければならない事項。見方を変えれば、審判団がこうした議論をせざるを得ないほどに、巻選手の技、その展開がスムーズ、スピーディであったということ。巻選手優勝,円熟の境地。

大会全体の評として、層の厚いジュニアに今後大いに期待したい。予選では40代の活躍が目立った(230超優勝の巻も40代)。ベテランと若手の切磋琢磨が活力の源泉、20代、30代の活躍に今後期待したい。特に交流試合一般格闘ルールに挑戦した20代、30代の選手には積極的に北斗旗予選にチャレンジ、全日本を目指してほしい。

大会進行に関し、公正な判断に向けた審判団の努力に好感が持てた。審判団の技量向上は、ルールの確認熟知は当然のこととして、実際に審判を行い、経験・反省を重ね,経験の中から浮かびあがる疑問点等を積極的に質問、議論し解決していくことが必要。九州地区では、審査会等でも審判制度を施行、審判団の技量向上を図っているとのこと。公正な判断のため、いっそうの技量向上につながるよう、前向きの姿勢を失わず、精進してほしい。

本大会、審判団をはじめとするスタッフ一同の貢献にも感謝し、本レポートを終えたい。
各位ありがとうございました。

更新日 2017.04.07

2017年 全日本空道体力別西日本地区予選大会を終えて

2017年 全日本空道体力別西日本地区予選大会を終えて

日進支部
神山信彦

 3月20日(月 祝日)西日本地区予選大会が開催されました。 予選及び交流試合全体を通して所感を述べさせて頂きます。

大会後の塾長のお言葉で怪我が多い選手の指摘がありました。(我が支部の選手にもいえることです)
基礎体力や筋力を付けることの重要性は言うまでもいなく以前から指摘を受けていることですが、部位鍛錬というか脛や拳を鍛えていない選手が西日本地区に限らずとても多い様に思います。稽古では拳を痛めてはいないのに、バンテージを巻たりグローブやフィンガーグローブを付けたりまた、足にはレガースの脛あてを付けるなどでは拳や脛は強くなりません。脛もレガースでは、脛のどこを当てても痛みがないので当てる部位させ間違った部位を当てている選手もいます。その稽古方法、取り組み方の結果が現在の選手達の状態や怪我という答えが出ているのではないのでしょうか。(我が支部の選手達も反省する所です)
海外選手をみても、全力で拳を打ち込んでも拳が腫たり、骨折する選手が少ないのも身体的な特徴だけではなく、稽古方法や取り組み方にも学ぶべきところがあると思います。日本人選手はもとより指導者や各支部長が筋にあたる部位鍛錬の必要性を重要視するべきと実感します。

さて試合内容ですが、西日本地区予選は、各階級少年部から続けている選手の活躍が目立ちました。基礎はある程度、少年部からの積み重ねが有り、粗削りな部分もありますが、経験と稽古の積み重ねでさらに伸びていくことに期待をします。ただ、先にも述べましたが怪我防止の為、筋力を付ける事、部位鍛錬を怠らないようにすることです。試合はトーナメントで1日に何試合も行います。
アウターの筋肉だけではなく、インナーの筋肉強化を図るべきです。同時に筋の部分と部位鍛錬に尽きます。日本人選手は海外選手と比べてもテクニック(技)は劣ってはいません。打ち負けない筋力と壊れない体作りに取り組むべきです。 全日本大会での西日本地区選手達の活躍を期待します。

シニアクラスは、40代から50代の年齢層の選手達が多く集まりました。 空道ならでは競技として長く取り組むことが出来るという証だと思います。 また、この年齢層でも試合が出来るということは、若手選手と比べても体が丈夫だということです。育って来た時代や環境の違いもありますが、現役20代や30代の選手達もスーパーシニアに学ぶべきところではないでしょうか。

U19はジュニアですが西日本地区では、全日本予選と交流試合の場で試合が行われます。それは、一般の試合を観戦することにより将来の目標を定めさせるためには良い機会と捉えているからです。また、豊田大谷高校 空道部を中心に西日本地区の各支部もU19の選手が育っており参加者も徐々に増えています。
この西日本地区でもジュニア経験者で、全日本大会や世界大会など近い将来活躍出来る選手が育つことを期待します。

以上、各試合個別の内容ではなく、全体を通して各選手共通の所感を述べさせて頂きました。

 

更新日 2017.03.30

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