2019.06.06   「第5回 東京都下・神奈川県空道選手権大会」レポート 

投稿者: daido

大道塾御茶ノ水支部 支部長 朝岡秀樹

去る、5月26日(日)、日本工学院八王子専門学校柔道場にて神奈川県空道協会主催のもと開催された第5回東京都下・神奈川県空道選手権大会。85名のエントリーがあり、一般部3カテゴリー、ジュニア9カテゴリー、シニア3カテゴリーに分かれ、日ごろの鍛錬の成果を発揮しました。総評としていえば、なにより、バス停から会場への案内役、選手が運営スタッフの机にぶつからないようにするための抑え役、怪我をした選手へのサポート役……などなど、様々な係が配備され、それぞれのスタッフのみなさんがぬかりなく役割を果たされていたことに感激しました。あらためてボランティアでこれらの黒子役を引き受けてくださったみなさんに感謝申し上げたいと思います。運営に関していえばビギナー向けの大会ということで「上段・中段・下段いずれへの攻撃であろうと累積2ポイントが入った時点で試合を終了する」という基準のもとに試合が進められましたが、この基準に関して「(頭部のダメージを蓄積させないために)頭部への攻撃による有効が入った場合には試合を終了する(中段や下段の攻撃による効果や有効の累積があっても試合を続行する)」だと思っていた審判もいたようで、試合進行がドタバタする場面があったことが気になりました。「よりビギナーが気軽に試合に出られるようにするために(試合を過酷なものとしないために)中段や下段の攻撃でも2ポイント獲得で試合を終わらせる程度が妥当」なのか「『まだまだやれたのに』という不満を残さぬよう、脳のダメージと関係のない中段や下段に関してはとことんやらせてあげた方がよい」のか、審議し、連盟として統一の基準を決め、その基準に関して審判ライセンスをもつ者が共通認識をもつようにすることが必要と感じました。

一般部空道ルール・重量クラス決勝。カラワエフ・エブゲニ(上)がマウントパンチで効果を奪い、鈴木凌太を下す


一般部空道ルール・軽量クラス決勝。米塚直樹(左)が左フックで効果を奪う

大会を指揮した青木伊之・横浜北支部支部長、渡辺慎二・浦和支部支部長を囲んで入賞者たち