清水亮汰(総本部)
5月1日~7日のインド遠征の報告を致します。
遠征メンバーは高橋首席師範、小松先輩、清水の三名のハズだったのですが、色々あり、小松先輩と二人旅となりました。
今回の海外遠征は、コロナが流行ってから初の海外遠征となり、ワクチン接種や陰性証明書、アプリのインストール等、通常の海外渡航よりもひと手間かかるものとなりました。
羽田空港第三ターミナルからの出発でしたが、ゴールデンウィークにも関わらず、空港はガラガラでインド行きの飛行機も空いていました。常にマスク着用ではありましたが、機内では快適に過ごすことができました。
日本→インド(デリー)が飛行機で9時間、デリー→ムンバイが飛行機で2時間、ムンバイ→カンダラが車で2時間、合計13時間かけてカンダラ(合宿地)に到着しました。
主なスケジュールは以下の通りです。
5月1日
日本出国&インド入国
5月2日
①稽古(2時間) 手技基本稽古
②稽古(2時間) 足技基本稽古
③稽古(2時間) 約束組手
5月3日
①稽古(1時間) 移動稽古
②稽古(1時間) 受け身、投げ技
③稽古(1時間) 投げ技、タックル
④稽古(1時間) 空道スペシャルテクニック
5月4日
①審査会(2時間)基本稽古、移動稽古、投げ技
②稽古(1時間) 寝技
③稽古(1時間) 投げ連携技
5月5日
①審査会(1時間半)組手
②ルール説明&審判講習(1時間)
③閉会セレモニー(1時間)
5月6日
インド出国
5月7日
日本帰国
稽古場所と宿泊地が徒歩5分ほどの場所にあり、山の中ですので、基本的に稽古場で練習して、宿泊地で休んでを繰り返しただけで、非常にハードスケジュールでした。身体の疲労が心地良かったです。
審査会では、高段者も含め、14人が受験しました。全体的に基本や移動は上手で正直ここまで上手だとは思っていなかったですし、中には日本でもそういないくらい基本、移動が上手な人もいて少し驚きました。組手でも気持ちと気持ちのぶつかり合いが見られて非常に良かったです。仮に日本の指導員がインドに何年間か教えに行ったらかなり強くなるのではないかと思うくらいの将来性を感じました。
インドの塾生は礼儀正しく、廊下や階段ですれ違う度に止まって、顔を見ながら十字を切ってしっかりと挨拶をします。大人~小さい子供まで全員です。基本稽古や移動稽古でも一生懸命、一発一発しっかりと打ち込んでいて、気合いも素晴らしいです。セミナー中、技の説明中「OK?」と聞くと全員が大きな声で「押忍!」と返事をしてくれます。確かに現時点では世界大会などの国際大会を見るに日本人は強いかもしれませんが、挨拶であったり、気合いであったり、基本や移動の一生懸命さだったり、大きな声の返事だったり、強くなることも大切ですが、この部分も日本人は一番出来ていなければならない部分だと感じ、今回のセミナーに来て本当に良かったと思いました。
以上です。
最後に、色々と準備をして下さった事務局長、由美子、同行してくださった小松先輩有難う御座いました。