ブルガリア遠征レポート 小野寺稜太(総本部)

7月1日~7月7日、長田塾長、清水亮汰先輩とともにブルガリア遠征に行って参りましたのでご報告いたします。

今回の遠征ではブルガリアのヴァルナ周辺にあるスポーツ施設にてセミナーを行いました。

遠征について書く前に簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は現在21歳で大学生として大学に通いながら、総本部の寮生として稽古に励んでいる身です。大道塾に入門したのは3歳のころで帯広支部の飛永耕治支部長の下、高校を卒業するまでお世話になりました。帯広支部にいたころ何度か飛永支部長が海外遠征で道場を開けることがあったため小さいころから海外遠征への興味はありました。年齢を重ねるにつれて海外への興味が膨らみ、いつしか海外遠征に参加することが目標の一つとなっていました。そんな中、去年遠征に参加させていただける機会が巡ってきたのですが、タイミングの悪いことに病気が原因で参加を断念せざるを得ませんでした。

そのため今回の遠征メンバーに選んでいただけたことを本当に感謝していますし非常に嬉しい思いでした。

 

さて本題に入ります。まずは移動についてです。

羽田空港を夜中に出発し経由地のドーハ・ハマド国際空港まで11時間、そこからブルガリアのソフィアまで5時間、ソフィアからヴァルナまで50分という非常に長い時間をかけて到着しました。無事ヴァルナに到着するかと思えば、まさかのスーツケースが届かないというトラブルが発生。スーツケースがなくてもなんとかなると実感。

今回の遠征の目的は戦士グループのキャンプに参加し1日2回のセミナーを3日間行うというもの。参加者は大道塾ブルガリア支部・ジョージア支部、MMA選手、極真関係者など様々な方々がいらっしゃいました。セミナーでは身体の使い方や、道着を利用し相手をコントロールしたりコンビネーションにつなげるという空道のテクニック、セムシュルト氏、ナカハラ氏による技術講習が行われました。空道特有のテクニックに慣れない方々は拙い動きでしたが、全員が真剣なまなざしで練習に取り組んでいました。

 

ブルガリアでは極真、MMAの知名度が圧倒的らしいのですが、今回のようなキャンプに空道も参加させていただき技術を伝えることで空道のさらなる発展に繋がっていくように感じました。また全体的に非常にレベルの高いキャンプでしたので、他競技の選手とお互いを高め合うことで、空道全体のレベルの底上げにも繋がるのではと感じました。

自分の英語は決して流暢ではありませんし、現地の公用語はブルガリア語なので言葉の壁は多少感じました。しかし、共通の武道というものを通じてその壁を越えられた気がします。それとともに武道の偉大さや重要性を再認識させられた良い機会となりました。

最初に申し上げたとおり今回の遠征が私にとって初の海外体験となりました。近年は日本にいてもSNS等で海外の情報が沢山はいってくるかと思います。私もネット上で多くの情報を見ていました。しかし今回実際に日本を出てみると、現地でしか感じ取れない空気感や文化、コミュニケーションに感動しました。それら一つ一つの経験が自分にとっての大きな学びとなりましたし、自分自身の成長に繋がりました。

今後は他の国にも遠征に行ってみたいと強く感じました。

 

 

最後に1週間色々とお世話になった長田塾長、清水亮汰先輩、本当にありがとうございました。

押忍