気が向いたら

連載漫画「上等だぁ!~空道前夜~」第1話の感想コメント

なぜK1とかTVに出てこないのか?

今はテレビに出ることを筆頭にマスコミの寵児になることが正統性の証明のような風潮、誤解が蔓延しておりますが、果たしてそれは正しいのでしょうか?
空道は「格闘技」としてではなく、あくまでも「武道」としてのスタンスを大事にしたいので、マスコミの求めるような「エンターテインメントとしての“ブドー”」としての対応ができません。一時的にスポットを浴びて消費され蕩尽されるより、地味でも「武道」として「青少年教育」とか「成人の自己実現力向上」と言った、「社会を支える武道」という理念を維持して来ました。そういう意味ではいわゆる“メジャー”になれないのかもしれません。しかし逆に、栄枯盛衰、生々流転の激しいこの世界にあって、過剰な称賛(煽り?)から距離を置くことができたことで、設立当初の理念を堅持でき、喘ぎ喘ぎの「谷あり谷あり」ではありましたが(笑)、結果として30年の長きにわたって存続し、今日の「世界50カ国に広がった空道」になれたのだ、と自負しておりますが、この考えは間違っているでしょうか?(掲載日2010.5.26)

上記コメントへのRE:

大変しいことだと思います。私は格闘技観戦が好きで、K-1やPRIDEをよく観ていました。格好いいと強く憧れた時期もありましたが、最終的に空道の格好よさに魅了され今に至ります。

大道塾の初めて北斗旗を観て以来、そしてその考え方を知って以来、ここにたどり着いたのですね。塾長の考え方も好きです。
しかし、人々により知ってもらうという点においては、もう少しだけ広報やPR活動には力を入れるべきだと思います。競技人口の現象は、決して少子化によるものだけが原因ではないと思います。大会の告知があまりに地味で、伝わってない歯痒さ、パンレットのデザイン、試合の進行は観る者のことも考えるなど、あとちょっとが足りない気がします。
私は自らのデザイナーとしての技術を活かし、大道塾の幾つかの支部の広報を担当してきましたが、何もしていなかった頃に比べて、間違いなく塾生の数は増えていると感じています。

RE:RE:

清く正しく美しく」をモットーにしている訳ではありませんが(笑)、限りある予算の中で塾生にボランティア的に協力して貰ってやっていますので、どうしてもプロの手を借りてやるのとは違うのは仕方ないと思います。何か具体的なアドバイスがあるならお教えください。(掲載日2010.5.27)

最初のコメントに対してのRE:

この質問をした貴方。
貴方には一度日本を脱出することをおすすめいたします。質問から察するに、貴方はK-1やTVの視聴率を非常に価値のあるものと思っておいでのこととお見受けいたします。

が、 そんなものは、海外ではなんの値打ちもありません。(マジです)嘘だとお思いなら、日本人の溢れかえるリゾート地以外の海外でお確かめください。
武道の達人の強さは、いかなる達人でも、ミサイルのボタンを押す指一本に到底及びません。だからこそ、そのボタンを押すのは正しいことなのか、ボタンを押す以外の方法はないのか、そもそもボタンを押す状況は避けられないのか等、心に正常なバランスをもたらしてこその武道です。ただ単に個人の強さのみを見せびらかすのは、古い言葉で「匹夫の勇」です。
K-1に出場している選手たちの強さは、私ももちろん認めています。しかし、リング上での過剰な演出により、単に強さにしかスポットが当たらなくなってしまっています。一度K-1を音声なしと音声ありで見比べてみてください。TVのデタラメな解説でいかに印象や判断が変わるかが良くわかることでしょう。

東先生の提唱していらっしゃるのは、「生き方」に光が当たってこそ武道である、ということです。TVやパソコンの前で「匹夫の勇」を論ずるのではなく、一つの技を身に付けるためにどれだけの稽古を繰りかえさなくてはならないのか。見学からでもかまいません。まずは、貴方も行動を起こしてみてください。そうしなければ、「なぜ?」ということは実感できません。(送信日2010.6.9)

投稿者からのRE:

あくまで一般の意見として、“こういうの見方もあるわけか”、と聞き入れて、今後の参考にしてもらえればと思って書いたのですが…。

私も、イベントや広報関連のプロデューサーというわけではないので、無責任なことは言えませんが、私のように何か意見を持った方は、必ずいるはずです。 出来る出来ないは別として、身内だけではなく、各支部長や一般塾生、または外部の意見を可能な限り多く入手し、そこから意見を類似するものに振り分けをし、そして可能なものから改善や変更をしていくというのも手だと思います。
最初から、『予算がないから出来ない!!』 では、何もなりません。
それに予算がないなどのリスクを考えて変わらない姿勢のままでは、今より空道を人々に伝えることは出来ません。将来を考え先行投資をすることも、きっと大切です。(きっと私の知らないところで塾長を始め関係社の方は大変な努力をしているとは思うのですが)
私が身近にここ二、三年で感じたことは、格闘技や武道に興味のある人が、空道の存在を知らないということです。北斗旗のような大きな大会にいたっては、そういうことを行っていることすら知らなかったと言われたことさえあります。
お客さんを集めて、見せ物にする大会ではないことは承知しておりますが、まずは見てもらう、知ってもらうことが大切で、どうして告知がこんなに薄いものなおだろうかと思いました。支部にポスターを貼っても、いくらサイトに載せても、効果は上がりません(ホームページは大切な媒体の一つですが)。
私個人としても、これだけすばらしい競技、武道がなかなか知ってもらえないというのは、歯痒い限りです。
見る人が少しでも多ければ、選手もより頑張って試合をすると思うのです。
あまり返答出来ずに申し訳ないのですが、大道塾内でどのような会議が行われ、どのような努力をしているか見ているわけではないので、失礼な発言もあったと思いますが、老若男女を問わず、多くの意見を聞き、現在のニーズに応えながら、理念を貫いてほしいです。(投稿日2010.5.29)

 

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