東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ ③ VOL4 2025年2月27日 by 大道無門 この対談は『月刊空手道』(福昌堂発行)1984年11月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです。 空手界に嵐を起こすニューウェーブ空手の旗手! 東孝が公開する格闘空手の超実戦テクニック講座第3弾! 格闘コンビネーション第二章右のパンチからの連繋 ストレートによる仕掛け ●格闘コンビネーション12この連繋は右ストレートによる仕掛けに対し相手がフットワークを使って大きく後退した場合に有効となる。分解1パンチが上段なら蹴りは中段、、パンチが中段なら蹴りは上段、これが蹴りが極まる秘訣 相手が大きく退いた時は、パンチよりも距離的に伸びる蹴りに継ぐのが一般的である。そこで一歩踏み込んで左上段回し蹴りにいく。このような右ストレートから左回し蹴りという連繋は、パンチが上段なら回し蹴りは中・下段、パンチが 中段なら回し蹴りは上段というように連 打の上下をかえた方のが当る確率が高い。分解2相手の動きの一瞬の空白を狙え 相手が蹴りもステップでかわし当たらない場合は、右後ろ回し蹴りや右後ろ蹴りに継ぐのが一般的である。ただし相手が左上段回し蹴りを受けたなら、すぐに体勢を立て直して左ストレートを入れる。蹴りを受ける場合は大抵 足の動きが一瞬止まるので間合がパンチ(踏みこんで)の間合に近づく。そこですかさず左ストレートを出し、相手に受けさせておいて右の下段蹴り、もしくはこの場合のよう に右フックを入れる。 この左ストレート→右フックの連撃は 第一撃からも使われることが多いオーソ ドックスな連続技である。 以上のように右パンチからのコンビネ ーションは多くのバリエーションを持ち実戦では非常に有効であるため、各自仕 掛けるタイミングを十分に学んでほしい。