大会レポート 2017秋期 空道体力別北海道地区選手権大会
第44回 大道塾北海道地区交流試合
平成29年 9月 吉日
大道塾札幌南支部 田中俊輔
平成29年9月3日、札幌市東区体育館にて開催されました上記大会について大会総評のお役目を預かりましたので、大会内容をここにご報告させて頂きます。
また、一支部代表と致しましては今秋に第3回アジアカップを、そして来年には第5回世界大会を控えている現実を念頭に置き、さらなる北海道地区空道の拡充、及び選手の育成に今後より一層努めて参りたいと思います。
今大会を無事終えることができたことを、塾長、事務局各位、北海道地区各支部長、審判団及び関係者各位に厚く御礼申し上げます。
今大会出場者数はジュニア、一般合わせて約40名。北海道地区としては例年通りの規模ではあるが、札幌市で開催される大会であるためジュニア、一般ともに札幌市内とその近郊の支部からも新しい選手が多く参戦してきていることがうかがえた。
体力別230・240以下の部では、今春から空道に参戦したソムチャイ・ヌアナー(札幌西)がムエタイ仕込みの力強い打撃力に加え、寝技でも十分な対応力があることを示し、ベテラン宮澤敏彦(札幌南)とのワンマッチ戦に勝利。
これほどまで空道という競技に対応できた本場ムエタイ選手の出現は初めてであるだけに、今後の活躍に期待したいところである。
体力別250・260以下の部では、今春北斗旗で山崎順也(総本部)と接戦を繰り広げた安富北斗(札幌南)が安定感のある試合運びで優勝。
今後、全日本あるいは国際大会において清水亮汰(総本部)らに続くジュニア出身のスーパーファイターとして名乗りを上げられるかに注目が集まっている。
一般交流試合の部では、下は10代から上は40代後半の選手がしのぎを削った。
白帯から緑帯までの比較的参加しやすいカテゴリーではあるが、優勝の松村祥吾(札幌南)はじめ高木健(北広島)、大村裕也(札幌西)などポテンシャルの高い選手の活躍も見られた為、是非今後は北斗旗へのステップアップを目標にしてもらいたいところである。
ジュニア交流試合の部では、小野寺玲奈(帯広)をはじめ今秋の全日本大会を控えた選手も出場したため非常にハイレベルな試合が多く見られた。
現在北海道地区のジュニアにおいては帯広が中心となり地区全体を支えているが、この数年、札幌をはじめ紋別、北広島、小樽からも積極的に大会に出場する選手が増えていることから北海道地区全体の底上げがすでに始まっていることを感じさせられる。