2017年6月《埼玉、東京、宮城、茨城、神奈川》ワンマッチ交流戦
大会レポート
浦和/北本/大宮西支部長
渡邉慎二
6月25日(日)岩槻文化公園 柔道場
6/25(日)、年三回恒例のワンマッチ交流戦が、岩槻文化公園柔道場にて開催されました。
毎年、この時期のワンマッチは参加人数が多いのですが、今年に限っては何故か参加者が少なめで、組合せ作成が難航しました。最終的には「ワンマッチ戦」と言いつつ、多くの選手に2マッチをやってもらう形で、何とかエントリー選手のほぼ全員に試合を組むことができました(それでも1名、諦めてもらう人が出てしまいましたが)。
毎度毎度のことながら、試合前日、場合によっては当日まで(!)組合せに関し、「ああだ、こうだ」と頭を悩ませることになるのはワンマッチならではの苦労で、本当に大変なのですが、大会が終了して皆が嬉しそうな顔をしているのを見ると「やって良かったなぁ」と心底思います。また、これも毎度毎度のことながら、大きな怪我人が出ずに終了したのが、主催者としてはもっとも嬉しいことですね。大会に参加、協力いただいた各道場の皆様、ありがとうございました。
では、以下、目立った試合や、選手、道場などにつきコメントを。
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草加の少年部が元気があって大変に良かったです。八木優菜選手は女の子ならでは身体の柔らかさを活かしたハイキックを武器に、帯上2人を相手に見事に2勝を挙げてベストファイター賞を受賞しました。その弟、亮太選手も体格が上、実績もはるか格上の相手に、ポイントを先行されながらも、最後まで食らいつくファイトを見せました(ベストファイター賞受賞)。
・チーム賞があったなら早稲田準支部が受賞していたことでしょう。参加人数も多かったし、(技術的にはまだまだ拙い部分があっても)皆「気持ち」の出ていた良い試合ぶりを見せてくれました。なかでも主将の呂選手は、ボディから顔面へのパンチの打ち分けに日頃からの工夫と練習とをうかがわせました(ベストファイター賞受賞)。
・女性ファイターの参戦が5名は過去最大。全日本チャンプの大倉選手はもちろん、他4名も「稽古しているなぁ」と思わせる高いレベル、良い内容の試合ばかりでした。特に早稲田から出場した二人の選手=熊谷選手、ターニャ選手はどちらも他流派の黒帯を持っていて、「これから空道に慣れてきたら、更に大きく伸びそうだな」と大いに今後を期待させる闘いぶりでした(二人ともベストファイター賞受賞)。空道が今後WG、オリンピックを目指すなら、女子の盛り上がりも必須です。全国の女子空道家の皆さん、頑張ってください!
・今回はしばらくぶりに、遠く東北本部からの参戦者も来られました。宮城さんは48歳の年齢にもかかわらず2試合を闘い、見事に2勝。またもう1人、篠原さんも絶好調でキレッキレの組手を見せて2勝(内ひとつは一本勝ち)。2人で4勝獲得の大活躍でした。ちなみに篠原さんは、以前、短期出張で大宮西にしばらく出稽古に来ていた方。旧交を温めることができてうれしかったです。
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最後に。
試合をすれば、勝つ選手もいれば負ける選手もいます。勝った選手はおめでとうございます。また次も勝てる様に頑張ってください。負けた選手は残念でした。次こそは勝てるように頑張ってください。勝っても負けても重要なのは「次」です。勝っても負けても「次」を目指す、成長をめざす、そうして歩み続ける。それこそが武「道」です。また皆で頑張りましょう! 押忍!