大会直前ですが、ギリシャ支部長の交代に伴い、急遽、塾長始め7名の師範指導員のチーム(※1)が、10月12日~15日の予定でアテネへセミナーの指導+審査実施に行くことになりました。それと同時にヨーロッパ地区での有段者の審査(※2)が暫くなかったので、高段者を中心とした編成となりました。
ギリシャは2005年に初認可した支部ですが、大道塾の名前に寄りかかり、あまり活発な活動をしてこなかったので、2016年に支部長の交代がありました。2代目の彼は中々の実力がありましたが、仕事上(公務員)の都合で責任者の継続が難しくなり、今回第3代目が誕生しました。
彼はヨーロッパの伝統派団体で重責を担っていた人間で、ヨーロッパ武道界でも知名度の高い人物です。以前から空道の活動には注目しており、「これこそ自分が求めていた武道」と58歳にも拘らず一念発起して来日し、総本部で支部発足の打ち合わせや稽古をして帰国し、今回のセミナー開催となりました。
本来、世界大会の前年は対外的行事、活動を控えて大会の準備に集中するのですが、上述したように彼はワールドゲームズ、コンバットゲームズ等々オリンピックに繋がる活動の盛んなヨーロッパで、一定の実績を残している人物であり、且つ、前述の理由で今年はヨーロッパで一度もセミナーや審査をしていなかったので、多くの塾生からの要望もあり決定しました。
※1:師範指導員チーム
盛岡支部 : 狐崎 一彦 支部長(七段)
日進支部 : 神山 信彦 支部長(七段)
浦和支部 : 渡辺 慎二 支部長(六段)
帯広支部 : 飛永 耕治 支部長(五段)
秋田支部 : 小松 洋之 支部長(五段)
関西宗支部 : 山田 壮 正指導員(弐段)
※2:承認された支部長は3ランク下まで推薦できる(4段以上の支部長で初段の推薦ができる)