2018.9.20   武道(格闘技)イベント「巌流島」にて空道の試合を披露

全日本空道連盟は、きたる世界選手権のプロモーションの一環として、9月17日に開催された『巌流島 全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』に、空道ルールのワンマッチを提供。

伊藤新太(大道塾日進支部)が延長の末、安富北斗(大道塾札幌南支部)を襟絞めで下した。打撃がNHGを打ちつける激しい音や、絞め技での一本による決着に、満員札止めとなった場内からは驚きの声が上がっていた。

一方、同イベントで行われた16人トーナメントに参戦した渡部秀一選手(大道塾岸和田支部)は、1回戦、鈴木渓選手(柔道)と対戦して1分程度でグラウンド状態でのパンチ連打によるTKO勝ち。2回戦で 奥田啓介選手(プロレス)にタックルで3回場外に押し出され、1本負けとなった。

奥田選手はその後、準決勝、決勝も押し出しで一本勝ちを重ね、優勝。トーナメントのルールは、いわゆるMMA的でありながら、グラウンド状態は1回につき20秒、グラウンド状態の相手への打撃はOKだが絞め・関節技なし、試合場外へ3回転落させれば一本、各選手の行っている競技の服装で闘う……といった空道に近い部分も、空道とは異なる部分もあるもの。「無着衣の相手のタックルによる押し出し」という、空道にない部分を突かれての敗戦であり、ある意味、ちょうどよい勉強になったのではないだろうか。