2019.06.08   空道定法クラスの開催通知

「空道定法」クラス開設の案内

師範 高橋英明

総本部が移転し、各地のサマーキャンプが終了する8月末から、年内いっぱいにかけて、隔週日曜日の総本部10:0012:00の時間に「空道定法」のクラスを開設する予定です。

「空道定法」は、2014年の第4回世界大会の前に、東孝塾長の従来からの主張「(1)には二つの意味がある。一つは技術の伝承、もう一つは体育教育”(2)」に沿って、小職(高橋)に対して、「空道の選手として活躍してきた全日本空道連盟強化委員を中心に、実戦型=定法として構築すること」を指示され、小職が叩き台を作り、それを東塾長が監修して完成させたものです。

4回世界大会を皮切りに、以降の毎全日本大会と世界大会に演武として披露してきています。

1空道では“定法(じょうほう)”という。

2塾長コラム05  http://daidojuku.com/jp/2017/07/07/05-2/ 

従来の「想像で組み立てられた一連の攻防=“型” 」ではなく、「強化委員が、実際の場で使える攻防を“定法”として構築したもの」で、100以上のパターンがあります。

寝技からのパターンについては、今後加えて行きますが、今回は、立ち技からのものを70パターン程度実施する予定です。

また、空道の俊敏な攻防の中で使うには危険性が高いといして現在は認められていない、立ち関節等の技や、更には、ナイフで切り付けられたときの対応などについて、従来の「護身術」の範囲で加えています。総合武道に関わっている者として、様々なシーンを想定しておくことは、大事なことだと思うからです。

実施日と実施内容を簡単に表示した表を添付しましたが、しっかりと身につけて欲しいので、稽古参加者にはもう少し詳しい資料を配布する予定でいます。

なお、2時間の稽古は、基本稽古から始めて空道定法および護身術の稽古までで終わり、組手は行いません。何帯以上といった参加資格は特に問いませんが、基本的な動作ができていないと、型には進めないので、基本稽古がしっかりとできていることが必要かと思います。

また投げに対する受け身ができることが必要です。各回の実施内容は基本的には独立していますので、全部に出席しなければ付いていけないということはありませんが、第1回目で実施する護身術の制圧方法だけは、2回目以降でも共通な動作となります。

ペアで実施するので、同じくらいの技量同士で誘い合って参加してもらえると、クラス外でも継続して練習しやすいと思います。

定法稽古予定表PDF