2020.12.18   関東地区審査会のレポート

12月13日(日)に関東地区合同審査会が行われました。

各地区での合同審査会が県跨ぎどころか、他市への移動禁止などの中で、幸いにも関東地区ではそれがなかったので、実現できました。

 

12:30~14:00が少年部、15:00~18:00が一般ビジネスマン女子というスケジュールで行われ、コロナウイルス対策として感染予防策チェックシートの提出、検温、消毒、常にマスクの装着、時間差入場などを行い、無事終了しました。

 

受験者は一般部26名、ビジネスマン34名、女子1名、少年部13名で大会や合同審査会等がなかったせいか、コロナ禍の審査としては人数が多かったように感じました。

 

〈一般部・ビジネスマン・女子部〉

昇段審査受験者の基本稽古と移動稽古が厳しくチェックされ、しっかりと説明できなかった者や動作がしっかりできていない者は組手の点数から減点されました。

 

昇段審査を受験した10名中4名が合格、2名がビデオ提出(ビデオ審査でも不十分なら修正点を指摘するが、即保留)、4名が不合格となりました。大道塾の黒帯ならば、大道塾の基礎となる準備体操、基本稽古、移動稽古は出来て、教えることができて当然だと思います。

 

昇段審査を受ける者は組手だけではなくその辺も含めて準備して欲しいものです。

また、今回の審査会では例年に比べて白帯の人数が多く、良い傾向にあると感じました。

 

〈少年部〉

全体的に基本稽古と移動稽古が上手でした。帯上の子達は特によく出来ていました。

組手や約束組手もしっかりとこなし、実力、技術面では文句なしだったと思います。

 

しかし、気合いが小さい、返事もしない、呼ばれてもダラダラ歩いてくるなどの傾向が見えるジュニアが多く、いくら上手で強くてもこういうところが出来ていないのでは、塾長が常に言われている「武道である以上、技術が出来ている、出来ていない、礼儀が出来ている、出来ていないの4つの要素を組み合わせて、強いが礼儀ができていないは、弱くて礼儀ができていない以下の“最悪な武道”になる」という言葉があるように、武道をやっている意味がありません。自分が指導している総本部の道場内では礼儀等が出来ていても、こういう場で出来ないのは、しっかり身についていない証拠であり、自分の指導不足だと痛感しました。塾長の言葉を噛みしめ指導していこうと思います。

 

最後に、今回の審査で良い結果だった人もダメだった人も自分の欠点を見つけ更なるレベルアップを目指し精進してほしいと思います。以上です。

 

大道塾総本部指導員 清水亮汰