マルタ遠征レポート

3/8〜3/14のマルタ共和国へ行ってきましたのでご報告いたします。

今回の行事は「ヨーロッパジュニアキャンプ」「マルタオープンジュニアトーナメント」です。

キャンプ及びトーナメントともにマルタ、リトアニア、イギリス、イタリアの4カ国が参加しました。

マルタは海外では珍しくジュニアに力を入れている国です。今までの海外遠征だと子供の指導があった場合でもメインはやっぱり大人でした。しかし、今回のメインはジュニア。セミナーもU9〜U16向けのセミナーを1日2回、それを3日間、大会も同じくU9〜U16しかカテゴリーはありませんでした。ジュニアを対象とした海外遠征は今までになく、恐らく史上初です。最近ヨーロッパでは、キャンプや大会など、行事が盛んに行われていて、全体的にレベルアップしてきています。今回のマルタオープンジュニアトーナメントでも、何人かの子供たちは、真剣に空道に取り組み、ジュニアルールを理解していて、勝つための闘い方を実践しつつあります。現状、まだ日本には恐らく敵いませんが、近い将来、確実に世界ジュニアで上位に食い込んでくる選手が出てくると感じました(フィジカルはやっぱり強い)。セミナーでも稽古中、ふざけた行動はほぼなく、真剣に技を覚えようとしていました。ジュニアを指導している指導員の人たちもセミナーの補佐を務めながら、指導方法や選手のメンタル面などを質問してくるほど積極的で、本当に生徒のことを思っているのだと感心しました。

また、ヨーロッパでの大会や審判講習会など行事がたくさんあったお蔭か、審判のレベルも他の国と比べて、かなり高いです。勉強熱心でジュニアルールもかなり踏み込んだところまで理解しています。今年は難しいですが、今年の次の世界ジュニアの時は日本人以外の審判がヨーロッパから参加することもあるのではないかと思っています。

今回、マルタのプレディキン支部長からジュニアのキャンプと大会をするので、自分に指導してほしいとお願いがあり、1人で行くことになりましたが、個人的にとても良い経験なったということはもちろん、ヨーロッパの空道ファミリーの空道、大道塾愛を強く感じられたことが何よりも嬉しいことでした。そして、ジュニアメインの国際イベントが開催され、日本から遠征に行く、空道は新たな時代に突入しました。今後さらに海外での空道、大道塾が発展していくことを期待しています。空道無窮!