2022全日本空道シニア選抜選手権大会を振り返って
~選手アンケート~
所属:広島中央支部
氏名:諏訪一郎
年齢:54歳
職業:歯科医師(最近は歯科麻酔専門医として地域で歯科麻酔を学ぶ後進の育成に注力しています)
出身地:山口県
スポーツ歴:柔道10年三段・日本拳法4年二段
空道歴:10年
家族構成(妻57歳と二人暮らし)息子24歳(欧州長期留学中)娘22歳(登山用品会社就業中)
- 30歳以上になって空道を始めようと思ったきっかけは何ですか?~自分が高校2年生の時、「月刊空手道」に掲載されていた東孝先生と選手として活躍されていた頃の長田塾長や山田支部長を見て以来、ずっと大道塾に憧れと尊敬の念を抱いていました。アマでありながらもプロ以上に渡り合う実力を雑誌で見るたび、一喜一憂していました。それから、年月が経ち実家に戻った時、近隣に大道塾の道場があることを知り、今まで経験してきた武道の総決算のつもりで、その門を叩きました。
- あなたにとっての空道の魅力とは~故東先生のお人柄を反映するように、塾生の皆さん全てがとても親切で明るく、初見でも友達のように思えます。東京出張の際は総本部に出稽古したり、九州合宿はもちろんのこと、東北合宿や関西合宿に行った際にも暖かく迎えてくださり、大道塾自体が大きな家族のようです。シニアクラスの皆様は、とりわけ連帯感を強く感じております。試合会場で、ご挨拶できるのが毎年とても楽しみです。このような環境で練習できる空道は最高の武道であると思量いたします。
- 仕事・家庭と練習を両立させるうえで工夫していること(家族の理解・評判など)~所属する広島中央支部と自宅との距離は90キロ弱あります。毎日道場に行くのは困難ですが、最低週一回は練習するように心掛けております。土曜日の午後から出発し、近くのカプセルホテルに宿を取り、練習が終わった後は村上支部長や同門の方々と杯を酌み交わし、早朝に起床して再び自主トレをこなして帰宅するのがルーティンです。
- 空道を何歳まで続けようと思っていますか~シニアの大会では60歳を越えても、果敢に挑戦される先輩方がおられます。自分も生涯武道として、空道を修練していく身として許されるのならば死ぬ前日まで、続けたいと思っています。
- 「空道」という競技について、この先期待することや提案などあればお書きください~東先生が 目指された社会体育の精華としてオリンピック競技となり、アマチュアMMAの世界標準となることを願っています。そして、様々な武道や格闘技の背景を持った多様な世界中の人々が空道を通じて交流することによって、平和な社会になることを夢見ています。
- その他自由にお書きください~人生の折り返し地点に立ち、目に見える社会貢献の一環として献血を再開しました。普段から献血車をみれば献血していましたが、全血を献血すると次の献血まで3ヶ月は待つ必要があります。そのため、発心時の献血回数は40回に満たない状態でした。回数を増やすためには、2週間に1回に採血が可能な成分献血(血漿・血小板)に変更することにしました。しかし、それだと献血ルームしか扱っていません。都会と違って地方には献血ルームが少なく、近隣のそれまでは高速を飛ばして1時間のところにしかありません。1回の献血をするのに往復の高速料金とガソリン代を合わせて4000円程度かかりますが、頑張って通っています。現在の献血回数は76回(2022年6月17日現在)となりました。100回を目指しています。誰にも迷惑をかけない自分なりの挑戦です。うまくいけば再来年に達成できる予定です。