カザフスタン遠征レポート 総本部師範代 清水亮汰

7/4〜7/9/にカザフスタン(アルマトイ)にて行われた「アジア国際セミナー」に長田賢一塾長、山崎順也指導員と同行させていただきましたので、ご報告いたします。

 

【スケジュール】

7月4日(木) 日本出国、カザフスタン入国

7月5日(金) 大人セミナー2回

7月6日(土) オープニングセレモニー、子供セミナー、大人セミナー2回

7月7日(日) 審査会、審判講習会、さよならパーティ

7月8日(月) 観光、カザフスタン出国

7月9日(火) 日本帰国

 

【セミナー】

日本からの指導員を含む5か国(カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、韓国、日本)からの約200名(子供も含む)が参加し、非常に充実した国際セミナーとなりました。

塾長からは基本稽古、移動稽古、身体の使い方、呼吸法などを、私からは試合で使える空道テクニック、順也からは投げ技の基礎テクニックと崩しなどを主に指導しました。

 

【審査会】

アルベック支部長とバグダット支部長の二人が対戦表を作成し、粛々と進められました。

基本稽古、移動稽古の号令掛けと進行は順也が、投げ技、組手の進行と審判は私が担当しました。昇段審査は7人受験し、4人合格しました。その中でも今回のセミナーと審査会で、新しく空道メンバーとなり、ウズベキスタンの支部長に任命されたサンジャルは、28歳と若く、粗削りだがフィジカルも強いうえに、打投極、穴がないです。今後の団体の運営や指導に大いに期待できると思います。その他にも様々なバックボーン(極真、MMA、柔道)を持った選手も見られ、運動能力が高くフィジカルが強い選手も何人かいました。海外でたまにある昇段審査受験者を合格させようという雰囲気で相手が忖度するような組手は、一切なく、気合いの入る白熱した素晴らしい審査会でした。

 

【審判講習会】

今回参加した国の方たちで公式な試合で審判を経験したことがある人が1人もおらず(自国での試合経験あり)、ある意味初めての審判講習となりました。細かいルール説明は、今回は時間の都合上省き、審判の動作と発声に絞り、様々なケースに対応できるような講習を行いました。

 

【その他】

カザフスタン国内での問題点は多々ありますし、正直不安なところもありますが、アルベック支部長とバグダット支部長の二人なら、時間がかかるかもしれないが、今回の件もしっかりまとめて、より良い空道カザフスタンを作っていけると信じています。その為に出来ることがあれば、全力でサポートしたいと思います。

今回カザフスタンに実際に行って肌で感じたのは、ホスピタリティ精神に溢れていること。こんなにしてもらっていいのでしょうか?と感じるほど、最高のおもてなしをして頂きました。また、アルマトイから見える天山山脈は非常に美しく、カザフスタン料理もすごくおいしかったです。カザフスタンの方々には何故か日本人のような親近感をすごく感じ、嬉しい気持ちになりました。

 

【最後に】

アルベック支部長をはじめ、バグダット支部長、ドゥッサン支部長、イスラム、通訳のヤスミナ、そして、ご同行くださった長田塾長、同部屋の順也、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

【遠征中の写真】

 

およそ200名が参加しました!!

 

毎回食べきれないほどのランチ!

 

美しい天山山脈

 

最終日の観光で行ったシムブラクからの景色

標高3000mまでなんとロープウェイで行きます!

高くて怖かった…

 

技術指導

左がバグダット、左から三番目がドゥッサン、右から二番目がアルベック

 

セミナー後にヨガを教えてもらいながら談笑