モンゴル遠征レポート(小野寺稜太)

この度、2024年8月17日から19日、モンゴル遠征に長田賢一塾長と同行させていただきましたので、ご報告させていただきます。

当初の予定では16日出発でしたが、台風の影響で飛行機が翌日に振替になってしまったため、1日短縮しての遠征になりました。

 

【スケジュール】

8/17 出発、観光

8/18 午前中:セミナー

午後:審判講習会

8/19 帰国

 

【セミナー】

セミナー会場はモンゴルのスポーツ宮殿です。日本でいうナショナルトレーニングセンターです。

まずは長田塾長から礼の仕方、基本稽古、身体の使い方、そしてそれぞれの動作の持つ意味合いについてのご指導がありました。続いて私からは、試合で勝つためのテクニックを指導させていただきました。モンゴルの塾生の皆さんは常に長田塾長の一挙手一投足を食い入るように見つめ、熱心に取り組んでいました。参加した塾生の年齢幅はかなり広かったですが、子供も大人も真剣かつ楽しそうでした。

また世界大会に出場した選手やベテランの方々は基礎的なテクニックが備わっており、飲み込みが早かったです。塾生全員に共通することとして、やはり海外選手特有のパワーや腰の重さがあります。そこにテクニックが上乗せされれば、世界大会でもトップに食い込んでくるようになるはずです。

 

【審判講習会】

モンゴルの道場に移動し、審判講習会を行いました。

最初に長田塾長から動作の指導が入ります。そして主審をできる方々が交代しながら、実際の試合を想定した練習を行いました。ルールをしっかりと把握されている方が多くいらっしゃったので、微妙なシチュエーションでの判断を中心に質疑応答がされました。それぞれが自分の意見をしっかりと言い合う、白熱した良い議論になりました。

 

【最後に】

モンゴルの空道のレベルは、世界的に見て、トップレベルとは言えないですが、学ぶ姿勢や強くなろうとする貪欲さは、他では負けないものを感じました。また観光などを通して感じ取ったことですが、モンゴル人は国の伝統や文化をとても大切にしており、先人への敬意を常に持っている民族です。遠征中に長田塾長が何度も、「日本人はモンゴル人から学ぶことがたくさんある」とおっしゃっていました。此度の遠征を通じて、今一度大道塾の塾生として持つべき精神性について考えさせられると共に、身が引き締まる思いです。

 

このような貴重な機会をいただいた関係者各位の皆様、誠にありがとうございます。

そして現地で私たちを歓迎してくださった、Munkhbat Boldbatar支部長、BatkhuuDamdinsuren事務局長、モンゴルの塾生の皆様、通訳の皆様、誠にありがとうございました。

 

【写真】

セミナー後の集合写真

 

セミナー会場

 

セミナー会場

セミナー

モンゴルの道場

審判講習会の様子

草原で乗馬