東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ ④ VOL2 2025年4月22日 by 大道無門 この対談は『月刊空手道』(福昌堂発行)1985年1月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです。 解説・指導―大道塾代表・東孝 協力岩崎弥太郎、長田賢一空手道リアル・アーツシリーズ 4東孝の格闘空手空手界に嵐を起こすニューウェーブ空手の旗手!東孝が公開する格闘空手の超実戦テクニック講座第4弾! 格闘コンビネーション第二章右のパンチからの連繋アッパーによる仕掛け カウンターで入る場合は写真1のよう なケースが考えられるが、ここでは自分 から飛び込む場合を想定してみよう。分解1接近戦でのパンチ連打は、相手が退いたらフック、受け けたらアッパーが有効!自分から飛び込んで右フックを打つ場合、体全体の動きを右→左に回転させながら打つことが大切である(写真2)。 こうすれば体重が乗り、遠心力もつき、強力なダメージを相手に与えることがで きる。これで相手が少しでも退ったら即 座に左フックに行くという連繋が定石である。しかし相手がこちらの攻撃を受けた場合はすかさず体をもとにもどす反動 (左→右)を使って中段にアッパーを入れる。(3) さらにもう一つ弾みをつけ、左拳で半円を描くように顔面へフックを入れ、続いて右肘で極める。(4.5)分解2相手の不意をつく右回し蹴りから左前蹴りへの連繋しかし、右フック→左アッパー(2、3) を相手が大きくステップしてかわしたなら蹴りに継ぐのが有効である。この場合右前蹴り→左後ろ蹴り、右回し蹴り→左回し蹴りなどがオーソドックスだが、ここで紹介するように右回し蹴りから相手の意表をついた左前蹴りの連繫は意外性があり往々にして極まりやすい。(46)