東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ ⑨ VOL1

この連載は『月刊空手道』(福昌堂発行)1985年6月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです

解説・指導 大道塾代表・東孝 ●協カ 長田賢一 

空手道リアル・アーツシリーズ⑨

21世紀の空手!

格闘空手の総帥・東孝が公開する

超実戦空手のスーパーテクニック講座第9

格闘コンビネーション第四章

第四章 回し蹴りからの連繋 3

左回し蹴りによる仕掛け

 今回は、回し蹴りの弱点を逆手にとった、少々変った連繋を紹介するとしよう。

 蹴りを仕掛け技にする連繋のうち、特に回し蹴りから入る場合は、必ず相手のパンチによるカウンターを注意しなくてはならないと、今までくどい程に言ってき た。その大きな理由は、前蹴りや後ろ蹴りに比べ間合が極端に短かくなるためである。(パンチの場合も間合が短かいが、足が両方使えるためフットワークができるし、上体の動きも使える。また手による攻撃だから、攻撃と同時に受けに変化させることもできる)しかし回し蹴りの場合、蹴った瞬間動きが止まるし、相手のカウンターに対して上体を振ってかわすことも難しい。だが、逆にその弱点をプラスの方向に生かす連繋も存在するのである。要は接近戦になったら、アッパーや回転打ち、肘打ちを最大限に生かせばよいのである