東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ ⑨ VOL2

この連載は『月刊空手道』(福昌堂発行)1985年6月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです

解説・指導 大道塾代表・東孝 ●協カ 長田賢一 

空手道リアル・アーツシリーズ⑨

21世紀の空手!

格闘空手の総帥・東孝が公開する

超実戦空手のスーパーテクニック講座第9

格闘コンビネーション第四章

第四章 回し蹴りからの連繋 3

左回し蹴りによる仕掛け

格闘COMBINATION28  左下段蹴り

左下段蹴りで仕掛ける場合、手による反撃には二種類ある。まずは、スウェーバックも含み、一瞬退がって反撃をする場合。 次に、退がらずそのままの位置か、もしくは前進してカウンターで反撃する場合である。

相手が退がった場合には右後ろ蹴りで追いつめ、次の左回し蹴り (またはパンチの連打)で極めるのが一つのパターンである。しかし相手がカウンターを狙ってきた場合は、先月号で紹介した格闘コンビネーション2のように後ろ蹴りで繋 ぐか、この右回転打ち(バックハンド) を用いるのが有効である。

分解 1

奇を衒った右回転打ちは危険性をはらみながらも当たればかなり効く

 

技の中でも特に受けというものは多く条件反射によるものだから、突然出す右回転打ちのような技は、慣れるまで往々にしてもらってしまうことが多い。また、体が回転しているだけに当たれば大きなダメージになることが多い。

この技の欠点として、あまり腕を伸ばしすぎると相手の受けにより肘を痛めやすいということがあげられる。だから打つ際は多少肘を内側に曲げて打つことが大切である。また相手に接近して、なおかつ背中を見せるため、振り向きざまのパンチをもらいやすいということも十分心しておかねばならない。

分解2

接近戦での上・中・下段への攻撃は非常に有効

次に、右回転打ちの反動を利用して左 回し蹴りを中段に入れ、さらに右肘打ちでダメを押す。(34) このように接近した間合から上・中・下段に散らした攻撃は非常に受ける方も神経が疲れ、避け難いものである。