9月8日に行われた東北予選のレポートをさせて頂きます。
今回は予選、交流試合とも参加者が少ない大会ではありましたが、
上位の選手は全日本でも活躍が期待できる良い試合であったと感じました。
全日本予選の部
3人総当たりの4ブロックを勝ち上がったのは、
木町支部の三浦、仙台東の伊東、秋田の伊藤、多賀城の目黒の4選手。
木町の三浦は当初、勝ち星に恵まれなかったが、今回はジュニア育ちの勢いで相手を上回りベスト4進出。
対する伊東は春の体力別で準優勝した勢いそのまま、2試合とも相手を圧倒しベスト4進出。
伊東、三浦の準決勝は、三浦の勢いを上回る伊東のパワーと技術でボディーへの攻撃で一本勝ち、貫禄を見せつけ、伊東が決勝進出。
逆ブロック、まずは秋田の伊藤。
昨年の交流試合でも帯上相手に、寝技を上手く使い勝ち星を重ねた選手だが、
今回は春にシニアで全日本を優勝した佐川に一本勝ち、もう1試合も
春の体力別最重量級で優勝した奈良から、寝技で効果を取り優勢勝ち。
番狂わせを起こし準決勝進出。
対する目黒は永戸、金子との打ち合いを制し準決勝進出するが、金子戦で指を負傷し、準決勝棄権、伊藤が不戦勝で決勝進出。
決勝は仙台東の伊東と秋田の伊藤。
伊東の経験、技術が相手を上回り、効果1を取り優勝。
伊藤、三浦の勢いが大会を盛り上げたが、伊東駿が全日本常連の強さを見せつける結果となった。
女子の部は多賀城の今野と石巻の末永の2試合戦。
2試合同じ相手と試合をする、やりにくさが両方あったと思うが、打撃から投げ、寝技への移行が上手くハマり、2試合とも効果を奪い、今野が勝利。
一般交流試合は仙台東、高橋が的確に打撃を当て、優勝。
シニア−200は全日本チャンプの仙台中央、佐藤順が貫禄のV。
シニア200+は盛岡、及川が最高齢の61歳ながら優勝と
予選も含め過去の大会で優勝経験のある選手が今回も優勝、
周りとの差が少し開いていると感じました。
また、塾長も講評で仰っていたように、選手の努力を報いる為にも、
審判のレベル向上が今後の課題であると大会を通じて感じました。
多賀城支部 支部長 中川博之