11月9日から14日まで北米大会に同行させていただき、試合を始めルールミーティングや審査、セミナーと様々な貴重な経験を積ませていただきました。
拙文ながらのレポートになります。
アメリカ西海岸の澄み渡る素晴らしい空の下で初の渡米となる自分は、入国審査で早くも自らの不手際で面倒を起こし髙橋理事長のおかげで事なきを得ましたが、入国早々に一気に不安は高まるばかりでした。
そんな不安も出迎えていただいたミウラ支部長・ジェームス支部長の人柄のおかげで不安は一気に消し飛び安心した気持ちなることが出来ました。両支部長のおかげで充実したロスアンゼルスに滞在が出来た事、感謝です。
試合は少年部から一般部・シニアに至るまで技術に関しては粗削りな所はあるものの、フィジカルの高さとファイティングスピリットの強さを感じました。
ですが日本人選手とは違い気持ちが折れやすい所が見られたり、空道連盟公認道衣では無い青道衣を着用したりと国内大会とは違う状況や事案が起こる中で審判を務めるには、よりルールを熟知し瞬時に判断する必要性を痛感しました。
セミナーには現地の空道の道場生のみならずK-1やUFCでも活躍された極真武道会のアントニー・ハードンク氏も自身の道場生と参加され、アメリカに於いても空道への関心の高さがうかがえました。
またセミナーが参加者の熱気で溢れ、そして皆一様に礼儀正しいことが印象的でした。
以前より外国の方の武道に対する憧憬は耳にしておりましたが、実際にその姿を目にすると「庇を貸して母屋を取られる」ことの無いよう身の引き締まる思いでした。
遠い彼の地で空道に熱い情熱を持ち支部長を務めるミウラ支部長とジェームス支部長、そしてその思いを引き継いだ道場生の皆様にはとてもお世話になりました。
また初の遠征にも拘わらず散々ご迷惑をお掛けした自分をサポートして頂いた髙橋理事長、小松師範と中川支部長にお礼申し上げます。
今回はこのように貴重な経験を積ませていただきまして、ありがとうございました。
今後、審判としてなお一層のスキルの向上に努めてまいります。