2018.3.20   北海道大会レポ 北海道札幌西支部長 菅原 英文

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2018北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第45回大道塾北海道地区交流試合レポート

北海道札幌西支部長 菅原 英文

立春も過ぎても、春の訪れを感じることが出来ない札幌で、3月4日例年より一ヶ月早く、中島体育センターに選手は集まりました。
村上明師範による開会宣言の後、2018北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第45回大道塾北海道地区交流試合が行われました。

札幌の大会でジュニアの試合が出来るようになってきたのは、ここ最近の事です。見る度に感じるのは、どの選手も「勝ちに行く」と目が語っているところです。
幼いファイターにとって、痛い思いをすると解って闘いに赴く…しかし彼らのベクトルは、痛い、辛いより「勝ち」が優っている。その時点で既に自分に打ち勝っている勝者だが、貪欲に勝負に勝つ事を課している。それだけでも素晴らしいが、帯広支部のジュニア達の層の厚さを感じる。
近い将来ジュニアではなく、逞しく成長した彼らを北斗旗予選見る事になると思うと、将来が楽しみになってくる。

北斗旗予選-240の部で、札幌西支部・ソムチャイ選手の動きが以前より良くなっていると、感じました。我が支部にはタイから来た選手が二人居りますが、言葉もあまり通じない国で空道ルールを身に付け、いい試合運びが出来た事に成長が見られます。
お互い格闘家としてポテンシャルが高い二人。完全に空道ルールが身体に叩き込まれた時、どんな試合をするのか楽しみでなりません。

+240は南支部で、常に好成績を収め空道界の中でも一目置かれ実力もある安富北斗選手が出場。キムジュンラク選手は、その安富選手相手に果敢に攻め、後ろ回し蹴りを決めたりと本大会の中でも、観客・他の選手達すら手に汗握る一番盛り上がった白熱したいい試合でした。他の選手にも良い刺激になったと思います。

一般交流試合は勝とうとする気持ちがよく伝わってくる試合でした。
佐々木新選手は初出場にもかかわらず、前へ前へと出て果敢にチャレンジする姿勢が良かったです。
惜しいのはシニア交流試合。年齢的にも体力的にも、辛いとはいえ、最後の試合まで戦える気力・体力を身につけて欲しいと強く感じました。

今回の大会の準備で頑張った全ての支部長、審判、選手、スタッフ皆さんありがとうございました。特に今年は世界大会があるので両脇を引締め頑張る所存です。