2019.10.20   2019/4月 ワンマッチ交流戦レポート

春の温かさも本格化してきた4/21(日)、岩槻文化公園柔道場にて、年三回恒例のワンマッチ交流戦が行われました。

今回は9道場(総本部、新宿西、草加、日立、東京北、御茶ノ水、横浜北、大宮西、北本)から集まった選手により、全24試合が実施されました。

 

トピックスとしては、今回初めて東京北支部の方から参戦者がありました。今後の継続参戦を期待しております。

 

試合内容としては、これは複数の支部長が指摘していたことですが、決してレベルが低かったわけではないのですが、「印象に残る試合が少なかった」というのが実感です。

皆、打撃もできる、組みもできる、寝技もできる。穴はないのだけれど、同時にその中で何か突出するものもない、、、そんなイメージでしょうか?!

空道を単なる「スポーツ競技」、「Combat Sports」の一つとして、その競技内での勝利への効率化を目指すと、皆似たり寄ったりのスタイルになりがちです。

でもそうではなくて空道を武道としてとらえるならば、「武道」は英語で「Martial Arts」、つまりアート、芸術です。そして芸術であれば、もっとも大切なものは「当人の感性」ではないかと私は思います。

最も自由度が高いこの空道という武道競技の中で何を表現したいのか?! 「俺は殴って勝ちたい」、「蹴って勝ちたい」、「極めて勝ちたい」、、、そういった感性、こだわり、個性が透けて見える闘いぶりが見られたら更に良かったかな、と思います。

今後の各選手の更なる成長を期待しております。押忍。

 

渡邉慎二@浦和/北本/大宮西支部長

試合結果

2019

2019.10.20   2019 全東北空道ジュニア選手権大会 

2019年9月22日(日)
おいらせ町いちょう公園体育館

 お天気にも恵まれた令和初の東北ジュニア大会は、東北13の支部から100名のジュニア選手を迎え、青森県おいらせ町で盛大に開催されました。

先に決まった25年国体参加を祝う「参加決定記念大会」と位置付けたこともあり、当日は来賓に開催地を代表して松林義一教育長、そして県会長の齊藤直飛人先生(県議会議員)、イオングループから木村賢一・下田タウン(株)社長のご来場をいただきました。

青森県からは、2025青森国体・応援マスコットを務めるアップリートくんの派遣手配と各印刷物におけるマスコット使用のご許可をいただくなど華を添えて頂き無事、終えることができました。

今回の開催目的は、子どもたちの育成、各道場との交流である一方、25年に向け官民一体となったスポーツを通じての地域振興、大会運営の確認という側面もありました。

そういった部分では、「青森県」と「青森県空道協会」、そして場所を提供してくださった「おいらせ町」、後援団体の「全日本空道連盟」、「イオングループ」などを巻き込んだ官民連携がうまく図れ、一定の成果を出せたと思います。

特に現場では、前々日からの畳搬入、前日設営、当日の受付、進行、救護含む係スタッフの対応は、閉会後、各道場の方々からお褒めの言葉を多数いただき改めて当協会の一体感も感じた大会となりました。

皆さまに御礼申し上げます。

「25年に地元で青森国体の開催が決まりました」というお話を頂いてからここ数年。 

何とかこの国体へ参加できないものだろうか?

模索を続け、多方面からご指導いただきながら数年に及んだ交渉は、様々なハードルこそありましたが、昨年12月に晴れて正式に承認されたという一報が届いた時は本当にありがたく、選手時代とはまた違った嬉しさが混み上がってきました。

私ども四十年の歴史の中で、(公財)日本スポーツ協会、文部科学省、開催都道府県(青森県)といった三者の公的機関が共催するこうした伝統と権威ある国内最大のスポーツ祭典へ初めて関わることができたのもひとえ

に、東塾長はじめこれまで支えてくださった多くの関係皆さまのご指導、ご鞭撻の賜物とこの場をお借りし心より感謝、御礼申し上げます。

  結びに、秋は全日本となりますが、東北の子どもたちの活躍、空道界ますますの発展をこれからも一生懸命応援しております。

空道の未来の為、有形無形のレガシ―づくりとして、国体初参加が決まったこの現実と、これから広がる可能性に夢と希望を持って子どもたち世代へ紡いでいけたらと思っております。

各地でも拡散し、いっしょに盛り上げていただけましたら幸甚です。

青森県空道協会

理事長 五十嵐祐司

左から 松林義一教育長(おいらせ町)、木村賢一・下田タウン(株)社長、 齊藤直飛人会長(県議会議員・元関脇 追風海)

2019.09.27   「全日本空道ジュニア選手権九州・中四国予選/第53回 大道塾 九州・沖縄・中四国地区交流試合」レポート

2019年9月16日、新元号「令和」ゆかりの地大宰府にて、改元後初の九州・沖縄・中四国地区大会がジュニア42名、シニア4名の総勢46名の選手の参加を得て開催された。

本部席より全試合を見ての感想。小学校1・2年から、打撃からの投げ、投げからの極めなど、空道らしい戦いが見られた。それと今回は接戦が多かった。ジュニアは基本的に延長なしの本戦決着が多いが、今回は審判泣かせの接戦が多くみられ、手元の記録メモを見ると、49試合のうち実に9試合が延長となっている。それも、効果優勢で勝利かと思われた終盤に効果を取り返されて延長へ、逆転といった展開など、実力の拮抗した、目の離せない試合が目立った。近年、ジュニア出身選手の活躍が顕著だが、本大会でもU16(戦ったのは14才同士)の試合など見ていると一般部に負けない力強さと空道らしいテクニック、11月9日の全日本空道ジュニア選手権、さらなる成長が楽しみな内容だった。

大会半ば、15試合目が終わったところで(15試合目U13クラスの戦いも、つかみからの打撃、キックをキャッチされてからの展開、タックルと空道らしい戦い。)、「朝倉杖道会」(大道塾朝倉支部道場でも週1回稽古)の野口先生、井上先生による杖道の演武。杖道は大宰府、朝倉の地に縁の深い神道夢想流杖術を起源とし、国内外に広く活動している武道、朝倉支部の小川責任者も学ぶところがあるという。空道をやっていると、空手道・柔道・剣道・古武術を問わず、伝統的な型稽古の意味、応用可能性にハッと気づくことがある。打・投・極の着衣格闘技としての空道は、古きをたずね、新たな何かを見出す、いわゆる「温故知新」の実践という意味においても「21世紀の新しい武道」、「多様性と可能性の武道」であり得る。格闘という人間の営みについて、伝統的な身体文化に敬意を払い学ぶこと、要は活かせるものは活かし、使えるものは使うことによって、その継承と発展とを目指すことは空道にとって、さらには日本武道にとって大きな意義がある。杖道の演武、本部席から体さばき、足さばきとじっくりみさせていただきました。先生方には素晴らしい演武ありがとうございました。

杖道の演武のあとはシニアクラスの戦い、鋭い衝撃音のストレートで効果をとるなど迫力ある試合が続いた。人生100年時代、本大会でもシニアクラスの試合が定着したことは、生涯武道としての空道として、大きな意義がある。ジュニア、シニアとも大過なく試合終了、一人一人が最後まで全力を尽くした大会だった。

今回、有力選手が諸事情により出場できず、予選参加者がゼロであったことは残念だが、将来性を期待させるジュニア、シニアの活躍が見られ、令和の始まりにふさわしい大会、大会では、「2025年青森国体公開競技決定」を知らせる垂れ幕も飾られており、大道塾空道が未来に向かって、令和ゆかりの地で第1歩を記す大会であった。

広島中央支部  責任者 村上智章